医師選びは知識と経験が大切ブログ:2023-03-06
お母さんが不眠症になった。
原因は、癌が見つかったからだ。
65年間大きな病気をしたことがなく、
また医者嫌いのお母さんは自分の病状の説明に怯えきった。
パートの仕事はすぐやめたが
お母さんは人生に絶望してしまっていた。
衣服を処分し、
手紙やアルバムの整理をはじめながら
「1年に一度くらい検診を受けておけばよかった」
と何度も繰り返した。
そして、
夕方は眠れず不規則にうたた寝ばかりしている。
睡眠導入剤も処方してもらったが、
本人は「眠った気がしない」と不満げだ。
おいらは
不眠症解消の本を何冊も買い求め、
軽い体操をすすめ、音楽をきかせた。
香を焚き、温かいミルクをのませたり
瞑想をさせ、ツボ押しやマッサージもやってみた…
何をやってもこれといって効果はなかったけれど、
お母さんの精神状態は深刻なほど落ち込んでいるのだから
根気よく続けなければ…とあきらめなかった。
こちらまで不眠症になりそうな毎日が続くなか、
おいらはみっかほど出張しなくてはいけなくなった。
寝たきりの病人ではないから身の回りの心配はいらないが、
一日に一度は連絡をいれたい。
夕方は遅くまで仕事があったので、
あさ早くに電話をかけることにした。
ふだん電話などしないものだから新鮮だったのか
お母さんはいろいろと話しだした。
けれど、
おいらは疲れていて相槌をうつのがやっとであった。
そうやって2時間ほどお母さんがしゃべるのをただ聞いていた。
翌日、また同じ時間に電話をかけると、
お母さんはすがすがしい声で「昨日ね、よく眠れたわ」と言った。
「たくさん話を聞いてもらって気がらくになったから」
返す言葉に詰まったおいらの様子にお母さんは気づかず、
嬉しそうにしゃべりだした。
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